悠音精舎とは

○概要
悠音精舎(ゆうおんしょうじゃ)は、関西本部、大阪精舎につづき、真如苑の関西地区3番目の別院として1993年(平成5年)3月26日に伊藤真聰苑主の導師により落慶法要が行なわれました。
この"悠音"という名前には「はるか二千五百年前に遡り、釈尊のご説法にふれると共にその教えをはるか未来に伝えていきたい」という願いが込めらており、精舎は釈尊がお亡くなりになる前に体を横たえながら最後のご説法されたお姿がかたどられています。

棟は3つに別れ、頭にあたるのは精舎棟とよばれ法要行事を修する場です。体にあたる事務棟は受付カウンターなどの事務スペースとなっています。足にあたる道場棟は、精進に踏み出す場として会合や修行が行なわれています。

この精舎の敷地面積は甲子園球場の約2倍の面積を有しますが、その約50%が緑で覆われており、松や樫、クヌギなど、さまざまな樹木があります。四季折々に栗やギンナン、椎茸、柿が実を稔らせています。自然に囲まれたこの精舎には、大阪、兵庫を中心に京都や奈良、滋賀、和歌山など幅広いエリアからお参りされていて、西日本の本部としての機能も果たしています。


○お地蔵様について
ゆうおん地蔵とごりやく地蔵 境内に、2体のお地蔵様をお祀りしております。背の高いお地蔵様を「ゆうおん地蔵」、背の低いお地蔵様を「ごりやく地蔵」とお呼びしています。
「ゆうおん地蔵」は1999年(平成11年)4月11日に真如苑栃木別院より遷座され、2022年(令和4年)9月23日「ごりやく地蔵」の安座とともに、一体として改築、荘厳されました。お地蔵様は「危難を救い、願いをかなえ、さらには地獄まで赴き、苦しみを身代わりとなって受けてくださる菩薩様です。すべての衆生が救われるまで自らは成仏せずに慈悲を施し続けてくだっている」と言われています。信徒にも親しまれるお地蔵様としてお祀りされています。

"「ごりやく」の名も、自分だけが得するのではなく、他とともに幸せに浴していこうとの念いで、お参りしていくところに、効験が示されると信じます。"(苑主伊藤真聰)


○地域の皆様にお世話になっております!
高槻まつりをはじめとして、阿武山地区自治会の皆様のお祭りに協賛させていただいております。時期によっては、真如苑の真如太鼓が演奏させていただくこともございます。また、道路を隔てた敷地内のゆう体育館では、ゆう柔道クラブをはじめとする地域の皆様にご利用いただいております。


○社会貢献や地球環境への取り組み
平成7年阪神淡路大震災から創設されたボランティアチームSeRV、その始まりはこの悠音精舎が起点となっております。災害時には地域の方々と一体となって応対させていただきます。 また、継続しての摂津富田駅前をはじめとするバス停留所の清掃活動を行っており、雨水の使用や自家発電などで節水・節電の地球環境への取り組みを続けています。



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